好きなギタリスト-マヌエル・バルエコ(1952〜)-

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キューバ生まれ、アメリカ在住のギタリストです。

バッハなどのバロック作品やスペイン作品など、従来ギターのレパートリーとして演奏されているものが得意です。それ以外に、ジャズピアニストのキース・ジャレットの代表作「ケルンコンサート パートIIc」やチック・コリアの「チルドレンソング」、それにポール・サイモンの「オールドフレンド-旧友-」(サイモン&ガーファンクルの代表曲の一つ、オリジナルではポールサイモンの美しく洒落たギター伴奏を聞くことができます)をソロギター用に編曲したアルバム、アル・ディ・メオラ(ジャズ・フュージョンの代表的ギタリスト)、アンディ・サマーズ(「ポリス」のギタリスト)、スティーヴ・モーズ(自身のバンドやハードロックバンド「ディープパープル」のギタリスト)との競演盤「Nylon & Steel」(バルエコ-ナイロン弦、他のギタリスト-鉄弦-)を発表するなど、クラシックの枠にとらわれない活動をしています。

演奏面における一番の特徴は、しっかりした弾弦から生み出される太い音色です。このように表現すると、昔からのギタリストのようにアポヤンドを多用しているかのようですが、彼はアルアイレを用いてこのような音を出しています。

EMIから発売された作品は、発売当初より安い価格で再リリースされているものもあります。近年はアメリカのTonar Musicからバロックアルバム(バッハやスカルラッティの作品集)、タレガ、ピアソラ(タンゴ界の奇才)の作品集を出しています(これらの作品は、タワーレコードやAmazonなどで入手可能です)。

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