爪の手入れについて 2

2015年2月23日に1度投稿していますが、その頃から変えたことがあるので久しぶりにまとめてみます。

チェコで作られているブラシェクのガラス製爪ヤスリで荒削りをします(これは以前のままです)。このヤスリは水洗い可能で、割れたり欠けたりしない限り半永久的に使用できる優れものです。

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仕上げには、Fana(東京と大阪に店舗を構えるクラシックギター専門店)製のヤスリセットを使用していました。最近(ここ2年ほど)使用しているのは、Luthier Cloth Nail File(ルシエール クロス ネイル ファイル)です。2400番と3200番のヤスリが両面に付いているパッド、3600番・4000番・6000番・8000番の布ヤスリが含まれています。

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ルシエールの布製ヤスリ

このヤスリの特長
・布ヤスリは水洗いできるため、何度か再利用が可能です。

・柔らかい布を使用しているため、指先や爪の内側の皮膚を傷つける心配が少ないです。

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付属のパッドに布製ヤスリを重ねて爪の内側を磨きます。

※一般的な爪切り(テコの原理を利用したもの)は、着る際の圧力で爪が割れたりかけることもあるのでお薦めできません。

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また、過去に2度(2015年11月11日2017年12月24日)投稿していますが、爪や指先の保湿のため、Kaina(カイナ)の爪用クリーム2種類(DAY CREAM・NIGHT GEL)を使用しています。特にDAY CREAMは市販のハンドクリームと比較すると、ベタつきが少ないため快適です。空気が乾燥する冬季は特に効果が大きく、この冬も爪だけでなく爪にクリームを塗る左指先のひび割れも防ぐことができました。

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アルペジオ中心で演奏する方にとって、美しい音色を出すためには爪の手入れは欠かせません。面倒に感じられるかもしれないのですが、弦を弾く際のが抵抗や摩擦が激減し、格段に弾きやすくなります。それに伴い音色も良い方向に変わってきます。弾弦しづらいとお考えの方、自分の音色にいまひとつ満足されない方の一助になれば幸いです。

いずれの品もクラシックギター専門店で販売されていることが多いです。Kainaのクリームはアコースティックギターを中心に取り揃える楽器店でも扱われることが増えています。

 

あると便利なもの-kaina DAY CREAM & NIGHT GEL-

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久々の「あると便利なもの」シリーズ、しかも2年前にも一度取り上げたものを再度紹介します。

今年は例年よりも早く冬がやってきました。急に湿度が低くなり、爪や指先が乾燥し始めました。そんなときに役立つ商品です。

kainaは爪のトラブル(深爪など)専門サロンのバハネイル(所在地は東京都・東中野)で考案した健康で綺麗な自爪に促進する専用のネイルケア商品です。

表題のクリーム2種は爪の保湿用製品ですが、爪の保湿以外にも高い効果があります。説明書に記載されているように1つの爪に対して米粒大の量を爪の境目に塗ると、クリームがよく伸びるため指先の皮膚もしっとりします。これを続けていると、弾弦時にカサカサ感や指が弦に引っかかることが激減しました。

また、クリームを塗りこむ指、弦を押さえる側の爪と指の荒れも防ぐことが可能です。昨年のことですが、左手人差し指の爪と指先の間がひび割れたのですが、このクリームを使用しているうちに元の状態に戻りました。

DAY CREAMは手指になじむのが早く、塗り終わった後はわずかの時間でパソコンキーボード操作やギターの演奏が可能です。もう少し高い保湿効果をお望みの方には、NIGHT GELも併用されると良いでしょう。「ハンドクリームでは指先が滑り過ぎる」「ワセリンはべたつきが強い」と感じられている方には是非お試しいただきたいです。

※ギター演奏時にワセリンをつける際は、さほど多くの量でなくても注意が必要です。それは、弦にワセリンが付着し、ワセリンの重さが弦の振動を妨げるために、音程が狂うことです。

DAY CREAMは20mlで2,500円、NIGHT GELは10mlで3,200円(いずれも税抜き)とやや高額ですが、amazonでは値引き販売されています。楽器店でも扱うところが増えています。

http://kaina.me